投稿日:2021-01-10 Sun

ひろげたら羽根がいちまい落ちてきてそれから軽くなったつまさき
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 こころをゆるす より ~
雪の日が4日続いていますが、ようやく午後になって屋根の雪が解け始めました。
メジロも陽気に誘われ中庭に顔を出しています。



今日(10日)の佐賀新聞の「マイブック」というコーナーに伊万里市の松本さんが
宏之の歌集『ひとさらい』(BookPark)を紹介してくださいました。
ありがとうございました。
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表面に <さとなか歯科> と刻まれて水星軌道を漂うやかん
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 くらげ発電 より ~
真水から引き上げる手がしっかりと私を掴みまた離すのだ
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~
この歌集は2008年にBookPark社よりオンデマンド出版されましたが、ネットでしか
購入できませんでしたので、2011年1月24日、宏之の三回忌に合わせて書肆侃侃房
からも歌集『ひとさらい』を出版していただき、書店でも購入できるようになりました。


雪合戦しあつた頃の頬のいろ思ひだしつつ干し柿を食む 2009.1.29
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
有田で降雪が四日も続いたことはあまり経験したことがありません。
昨日は7~8cmの積雪があり、数年に一度の大雪でした。




西日本新春読者文芸で孝徳の詩「あたらしいこと」が第2席でした。
今日、西日本新聞社から賞状が届きました。

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佐賀新聞読者文芸1月の詩は一席でした。
短歌の方も2人の選者の先生がそれぞれ一首ずつ秀作に選んで下さっていました。
佐賀新聞読者文芸2021年1月詩部門一席 筒井孝徳 「青い果実」

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孝徳の2021年の作歌活動も順調にスタートしたようです。
明日(11日)は鏡開き。我家では毎年ぜんざいをいただきます。

新しい年が穏やかにゆっくりと幕を開けました。



雪であることをわすれているようなゆきだるまからもらうてぶくろ
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
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