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笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

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 tsutsui@izumy.com
(@は半角文字で入力してください)

【温帯空虚】
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雪の日から十年
  梅1(2019-01-20)

     つぼみより (きみがふたたびくるときは、七分咲きにはなっていたいな)

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~




あの雪の日から十年の歳月が流れました。


今日は宏之の10回目の祥月命日。


皆様の温かいお心配りに支えられながらの十年でした。



  宏之作品集1(2019-01-20)

       四ページくらいで飽きる本とかを背骨よりだいじにしています

          ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 くらげ発電 より ~




2008年(平成20年)1月25日に上梓しました笹井宏之歌集『ひとさらい』(Book Park)
は短歌界の皆さまからご評価をいただき、歌人としてこれからという時ではございましたが
刊行からちょうど一年後の2009年1月24日早朝、26歳の若さで旅立ちました。

心身の病と懸命に闘いながらも丁寧に生きてくれました26年間の証として、残してくれた
作品を何とか形にしてあげたいと思っておりました折、
2011年1月24日、宏之の三回忌にあわせて、笹井宏之作品集『えーえんとくちから』
(PARCO出版)
第二歌集『てんとろり』(書肆侃侃房)を刊行していただきました。
併せて第一歌集『ひとさらい』として書肆侃侃房より刊行していただき、書店で購入できる
ようになりました。

2013年8月1日に『八月のフルート奏者』(書肆侃侃房)刊行。
この作品集は2004年10月から2009年1月まで佐賀新聞読者文芸に投稿した
395首がおさめられており、発表名は本名の「筒井宏之」で文語と旧かな表記
用いています。
ちなみに発行日の8月1日(八朔)は宏之の誕生日です。


そして、今年2019年1月10日に文庫版の『えーえんとくちから』(ちくま文庫)
を刊行していただきました。
宏之は短歌以外のジャンルの作品も数多く残してくれましたが、この文庫版には
未発表のエッセイ、俳句、詩なども新たに加えていただきました。


  えーえんとくちから2冊(2)

        百年を経てもきちんとひらきますように この永年草詩篇
 
           ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
  



これらの作品集の刊行にあたっては、たくさんの方々のご協力をいただきました。
こころよりお礼申し上げます。

『ひとさらい』 のプロデュースを担当していただいた加藤治郎様、編集に携わっていただいた
荻原裕幸様、『えーえんとくちから』の編集に携わっていただいた伊津野重美様、斎藤倫様、
名久井直子様、杉田淳子、藤本真佐夫様、『てんとろり』を監修いただきました加藤治郎様、
制作ノートを書いていただいた中島裕介様、遺稿の収集・整理にあたっては「未来」や「かばん」
の会員の皆様、「風通し」「歌クテル」など宏之が詠草を寄せた媒体に関わる多くの方々のご協力
をいただきました。
『八月のフルート奏者』の解説を書いていただいた加藤治郎様、東直子様、そして第1歌集
『ひとさらい』、第2歌集『てんとろり』、『八月のフルート奏者』を発行していただいた書肆侃侃房
の田島安江様にはとりわけ感謝申し上げます。
『えーえんとくちから』文庫版発行にご尽力賜わりました筑摩書房の山本充様、解説をしていた
だきました穂村弘様、
また先日新井賞を受賞されたはるな檸檬さんは花椿コミック『ダルちゃん』
の話の中に登場するダルちゃんを変えるきっかけとなった詩集のモデルが、2011年発行の
『えーえんとくちから』だったというご縁で、すてきな書評の特典ペーパーを制作して下さいました。
先週17日には、遠路、我が家を訪問され宏之の遺影に手を合わせてくださいました。

また、この10年、数多くの方々がいろいろな媒体で宏之の短歌をご紹介下さいました。
伊津野重美さんは2009年11月に笹井宏之追悼号『生命の回廊』vol.1を2010年11月にvol.2、2011年11月にvol.3を編集・発行して下さいました。
朗読会では宏之の短歌を読んで下さっています。

宏之没後10年ということで、顕彰の輪が広がっています。書肆侃侃房で笹井宏之賞を創設して
いただき、昨年2018年8月1日発行の短歌ムック『ねむらない樹』vol.1で第1回笹井宏之賞の
募集要項を掲載し、来月2月1日発行の『ねむらない樹』vol.2で授賞作品が掲載されます。

ご協力くださいましたお一人おひとりのお名前を挙げることができませんことをお詫び申し上げ
ますとともに、お力添えをいただきました皆さまへ、そして歌人笹井宏之をあたたかくご指導
いただきました諸先生方と読者の皆様にこころからお礼を申し上げます。

この10年間、皆さまから賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。

宏之の歌がいつまでもみなさまの心に残ってくれますことを願って。



  南天3(2019-01-20)



  和子さん4(2019-01-20)

      桃色の花弁一枚拾い来て母の少女はふふと笑えり    2005.4.28

         
     葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある   2008.5.29

             ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~ 




  和子さん10(2019-01-20)

  
  有明の月1(2019-01-22)

       風。そしてあなたがねむる数万の夜へわたしはシーツをかける

         ~ 笹井宏之 『てんとろり』 きんいろのきりん より ~
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残照 | 04:51:29 | Trackback(0) | Comments(0)
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