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笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

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2月7日の新聞(その1)
     西日本新聞・佐賀新聞(2011.02.07)

     半分は活字でできているひとの頬のあたりに付箋をつける

             ~ 笹井宏之 『てんとろり』 翡翠少年より ~



今日(2月7日)の佐賀新聞の1面「有明抄」と西日本新聞10面「学芸・芸術」のコーナーに
大きく、宏之のことと今回刊行された3冊の本の紹介をしていただいた。

佐賀新聞「有明抄」では26歳の若さで亡くなった石川啄木になぞらえて紹介していただいた。

     佐賀新聞1面 有明抄(2011/02.07)

2011年(平成23年)2月7日(月曜日)1面『有明抄』より

石川啄木は1910年、24歳で処女歌集「一握の砂」を出版した。序文の薮野椋十(むくじゅう)
は、当時朝日新聞社会部長だった武雄市出身の渋川玄耳(げんじ)の筆名だ。渋川は熊本時代
に親交のあった夏目漱石を朝日新聞の社員に迎え、啄木を歌壇の選者に登用した◆「いたく錆び
しピストル出でぬ/砂山の/砂を指もて掘りてありしに」。これまであまり取り上げられなかった
題材を使い、3行に書き分けたスタイルは、新しい抒情と評判を呼んだ。しかし啄木は肺の病が
進み、26歳で世を去った。◆2年前に啄木と同じ26歳の若さで亡くなった有田町の歌人笹井
宏之さんの短歌作品が、脚光を浴びている。昨年12月に作品集「えーえんとくちから」(PAR
CO出版)が、今年1月24日の三回忌には第一歌集「ひとさらい」と第二歌集「てんとろり」
(ともに書肆侃侃房)が出版された◆これで笹井さんが生前に発表したほとんどの作品が活字で
読めるようになった。笹井さんは、重度の身体表現性障害で自宅療養しながら、新聞や「ケータイ
短歌」番組などに投稿した。笹井さんにとって短歌は「遠い異国を旅する」手段だった◆「庭先に
いくつもの手がやってきて互いの指をよせあっている」「パジャマ着たまま沈んでいく人を失礼
しますといってなでている」。分かりやすい言葉だが、語られている出来事は現実ではない。でも、
あってもおかしくないと思わせ、言葉の響きが気持ちいい◆「てんとろり」に収録された「冬の
よろこび」37首は本名の筒井宏之名で佐賀新聞歌壇に掲載された。
「花冷えの龍門峡を渡りゆくたつたひとつの風であるわれ」。
啄木が現代でも親しまれているように、笹井さんの歌の魂も風となってよみがえった。 (園)



西日本新聞の文化部の女性記者さんは、有田まで2度取材に来ていただいた。
宏之と同い年でした。

宏之のことを、宏之の歌を、私たちのことを、先月22日の追悼朗読会のことを丁寧に、
あたたかく紹介していただいた。

西日本新聞10面 学芸・芸術(2011.02.07)

透明感とかなしみをたたえた作風で将来を嘱望された佐賀県有田町の歌人、笹井宏之さん=本名
筒井宏之=が26歳で亡くなってから、先月24日で2年が経った。同日には『えーえんとくちから
笹井宏之作品集』と第2歌集『てんとろり』が刊行された。これまでオンデマンド本(ネット注文の
印刷本)しかなかった生前唯一の歌集『ひとさらい』も、新装版の第1歌集として書店に並んだ。
遺された作品群は一層の広がりを見せている。

        ◇◇

長くなりましたので、続きは明日紹介します。取り上げていただいた歌のみを。


吊り革に救えなかった人の手が五本の指で巻き付いている

すこしずつ存在をしてゆきたいね なにかしら尊いものとして

したいのに したいのに したいのに したいのに 散歩がどういうものかわからない

ああそれが答えであった 水田に映るまったいらな空の青

ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある

                                         ~ 笹井宏之 ~
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残照 | 23:59:38 | Trackback(0) | Comments(0)
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