投稿日:2020-09-29 Tue

群るることをああ忘れたというような目をひらきおり我が曼殊沙華 2005.10.13
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
お彼岸の中日、秋分の日から一週間。
今年は彼岸花の開花が例年より少し遅かったせいか、まだ町内のあちこちで
赤い花が私たちの目を楽しませてくれています。

我家の裏山にも変わらずいつものところに色鮮やかに咲いています。




そして、アゲハチョウも花の周りで戯れています。



伊万里からの帰り道、ひまわり畑が目に飛び込んできましたので車を止めて撮影会。



向日葵の匂ひをさせて幼らは暮れやすき照れやすき太陽 2008.8.14
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~

夏の終わりのハーモニー。
曼殊沙華の赤とひまわりの黄色のコントラストがきれいでした。


ひまわりの死んでいるのを抱き起す 季節をひとつ弔うように
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
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投稿日:2020-09-13 Sun

「押し入れに秋が入ってゐることは内緒」と小さき子が囁けり 2006.9.14
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
秋空高く、今日の英山は青空によく映えていました。
太古の昔より有田の郷を見守ってきた英山。
私にとっては子供の頃よりいつも変わらずに見守ってくれている
父なる山です。
今日は60歳代最後の誕生日。
朝からお祝いのメッセージをたくさん頂戴しました。
ありがとうございました。

筒井孝徳 佐賀新聞読者文芸 2020年09月 詩部門 一席 『廻る』

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わが子ながら、とてもよい詩だと思います。
高柳蕗子さんの『短歌の酵母Ⅲ 青じゃ青じゃ』(沖積舎)が送られてきました。
宏之の短歌が3種紹介されていました。
ありがとうございました。

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世界からゆっくりと剥がされた日は青い観覧車でねむること
~ 笹井宏之 『てんとろり』 いれもの より ~
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ひゃらーんと青い車が降ってきて商店街につきささる朝
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 ステーキナイフ より ~
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凍え死にしそうな水道管たちを慰めながらやってきた水
~ 笹井宏之 『てんとろり』 いれもの より ~

我家の柿は今年は裏年であまり実をつけていませんが、一個だけ見つけました。

果樹園に風をむすんでいるひとと風をほどいているひとの声
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 ステーキナイフ より ~

彼岸花もそろそろ開花します。
いよいよ本格的な秋の訪れがもうすぐそこまで来ています。
♫ ちいさいあき ちいさいあき ちいさいあき みーつけたー ♪

ちなみにコロナ禍と虫歯治療で五月の孝徳の誕生日はケーキを自粛していましたので、
いつものショートケーキでささやかな合同誕生会でした。
孝徳の今月の詩 『廻る』 が一番のバースデイプレゼントでした。

ゆっくりと上がっていってかまいません くれない色をして待っています
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
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