FC2ブログ
 
■プロフィール

笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

○メールはこちら
 tsutsui@izumy.com
(@は半角文字で入力してください)

【温帯空虚】
題詠100首用のブログはこちら

療養生活あれこれ

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■FC2カウンター

一雨ごとの
  桜蕾雫1(2019-03-06)
 
         雨ひかり雨ふることもふっていることも忘れてあなたはねむる

             ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 すきま抄 より 




春たちて 一雨ごとの あたたかさ


2月も今日まで。
朝から春の訪れを告げる雨がしとしとと降っています。 

英山も雨に煙っています。

  煙突1( 2019-03-06)
  煙突7(2019-03-06)

  桜蕾雫4(2019-03-06)

      それはもう 「またね」も聞こえないくらい雨ふってます ドア閉まります

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~




今日(29日)の佐賀新聞読者文芸の短信欄に、2月1日に発行された
短歌ムック「ねむらない樹」vol.4(書肆侃侃房)が紹介されていました。

  佐賀新聞読者文芸「短信」(2020-02-29)
   ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)

特集として「第2回笹井宏之賞」の大賞2作品及び個人賞の5作品や
最終選考に残った26人の作品が掲載されています。
また、連載「笹井宏之への旅」では、宏之が敬愛した歌人枡野浩一さん
が寄稿して下さいました。
私も「短歌との出会い、人との出会い」と題して、宏之の短歌を通じた交流、
様々な人との出会いについて、5ページほど綴らせていただきました。

詳しくは 1月30日のブログ「ねむらない樹」vol.4 にて紹介いたしました。

  ねむらない樹vol4表紙



3日ほど前に嬉野市在住の塔短歌会の長谷川愛子様より、「塔」誌2月号が
届きました。
昨年12月7日に宏之と縁のある伊万里市民図書館「のぼりがまのおへや」
で開催された朗読会「短歌を味わう~笹井宏之さんの世界~」のことを
丁寧にご紹介下っていました。


  塔2月号(2020)(webサイズ)
  塔2月号「方舟」(2020)
  ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)


  朗読会演奏1(2019-12-07)


当日撮っていただいた写真と一緒にお手紙には次のような言葉が添えられていました。

「ぬくもりのある声で聴く笹井作品は、さらに温かいものでした。
また、ゆかりのある方々にお会いして、歌集の中の笹井宏之氏が
身近な人になりました」 

ありがとうございました。 
 

  (写真:国見山麓の有田町山谷切口のI氏宅より望む田園風景と有田の山並み)
  雨後の山並み(2020-01-18)

      秋雨の国見の山を仰ぎつつポンと手の甲へおく手のひら   2005.10.27

         ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~


スポンサーサイト



残照 | 18:05:30 | Trackback(0) | Comments(0)
猫の日
  のんちゃん10

          初めての草むらで目を丸くして何かを思い出している猫

         ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 ひときわながいやすみ より ~




昨日、2020年02月22日は2と0が勢ぞろい。
「猫の日」だったそうです。

20年ほど前、殆ど寝たきりだった宏之に動物セラピーをすすめられ
初めて猫を飼いました。

最初に家族の一員になったのは「みーたん」。
まっ白なとてもハンサムな猫さんでした。

  みーたん 7

2009年8月に放送されたNHK BS ハイビジョン ふるさと発
「あなたの歌に励まされ~歌人・筒井宏之 こころの交流~」
にも、みーたんは登場し、話題になりました。

  みーたん1
  
みーたん2


みーたんは特に宏之お気に入りの猫さんで17年間私たちを和ませてくれました。


宏之は猫の歌を何首か詠んでいます。


第1歌集『ひとさらい』 より。

猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう   ~うすくみたす~

水びたしの灰色猫が現れて流星の尾に噛みつくところ    ~すきま抄~

くわがたを折り曲げている寝室に近い将来猫が生まれる   ~こころをゆるす~

猫用の点眼液を朝になる前のスケートリンクに垂らす     ~はるる ほら あな~
  




みーたんを飼い始めて約一年後、アメショーもどきの「ごんちゃん」が家族に加わりました。

みーたんに負けず劣らずハンサムな次男さんでした。


  
ごんちゃん4(2009-03-21)

  ごんちゃん3(2016-08-09)

        父さんが二百メートルほど先のいくさで子猫ひろって帰る   

         ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 こころをゆるす より ~




  ごんちゃん1(2009-03-21)
  ごんちゃん2(2009-03-21)


ごんちゃんは16年間、我家の一員でした。


  みーたん・ごんちゃん2
    (みーたんとごんちゃん)



第2歌集『てんとろり』 より。
 
猫なのにあなたであなたから少しずつ私です 夜が明けます    ~さんさろ~

ぼろぎれにくるまれている猫の目をわたしの目だとおもう、一瞬   ~めぐすり~



  和子さん・ごんちゃん1.
   (↑ ごんちゃんを抱く和子さん)
    (↓ みーたん)

  みーたん4

         ここちよい虚構 あなたが包帯のかわりに猫をまく春の夜の

       ~ 笹井宏之 『てんとろり』 世界がやさしくあるためのメモ より ~




3番目の家族は「のんちゃん」。

我家に来るまでの半年間、のら猫でしたので「のんちゃん」と名付けました。


  のんちゃんの日向ぼっこ

  のんちゃん2

   透けてゆくやうに丸まりたる猫を朝日の中にそつと摑みぬ   2008.11.6

      ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~



我家の前で交通事故に遭ってから一週間後に我家の中庭にひょっこり現れ
数日後に家族になりました。

昨年の5月まで15年間、我家の末っ子として私たちを癒してくれました。

とてもおしゃべりで人なつっこい女の子でした。

  のんちゃん1


10年以上、3兄弟妹が我家を和ませてくれました。


  ねこさんたち1
  ねこさんたち2

   (ごんちゃんとのんちゃん)
  ごんちゃん・のんちゃん3

   猫が猫の顔してゐたり それだけのひとひ、小糠雨は降りつづき   2006.7.6

        ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




『八月のフルート奏者』 より。

君でなければならなかったのだろうか国道に横たわる子猫の背   2004.11.18

北極星齧り終えたる猫の目に残りていしは淋しさならん   2005.11.17

かなぶんであそぶ子猫を見てゐたり 破壊とはこんなにも純粋   2008.8.7



  みーたん3
   (み~たんを抱く和子さん)
  和子さん・みーたん1
    
  猫を抱く婦人のやうな秋風にわれは毛布を引き寄せにけり   2008.9.23

      ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




昨年5月に末っ子のんちゃんが旅立った後は、猫さんのいない毎日でしたが、
年末に池の水を飲みに猫さんがひょっこり現れました。

今年に入り、頻繁に我家に顔を出すようになりました。

足が白い靴下ををはいているようでしたので「くーちゃん」と
名前を付けて庭先でキャットフードをあげています。


  くーちゃん1(2020-02-04)


我が家に顔を出した時には、左の耳を何かに齧られたようで
けがをしており、だいぶ気を許すようになりましたが、やはり
野良猫ですのでまだ警戒心が強いようです。

いつ来なくなるかわかりませんが、顔を出してくれるのを
心待ちにしている今日この頃です。


  くーちゃん2(2019-12-29)


宏之が亡くなった後、私たちは猫さんたちにとても癒されました。


「猫の日」にあらためて感謝した次第です。


  みーたん6
   (みーたん)

  ごんちゃん5
   (ごんちゃん)


   
宏之が描いた猫さんたちのイラスト。
左からごんちゃん、みーたん、のんちゃん。
特徴をよく捉えたやさしいイラストです。

  宏之のイラスト

  ねこさんたち4

  

  和子さん・のんちゃん1
   (のんちゃんを抱く和子さん)

  のんちゃん9

        花束をかかえるように猫を抱くいくさではないものの喩えに 

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~


残照 | 18:23:45 | Trackback(0) | Comments(0)
初雪
  雪景色15(2020-02-18)

      はつゆきがはつゆきでなくなる朝の、やさしいひとがころんでしまう

            ~ 笹井宏之 『てんとろり』 成層圏 より ~




一昨日、雪が降りました。

大変遅い初雪です。

昨年は積雪がなかったので、2年ぶりの雪景色でした。



  雪景色18(2020-02-18)
  雪景色4(2020-02-18)
  雪景色2(2020-02-18)


英山もうっすらと雪化粧。


  雪景色5(2020-02-18)

       山嶺のようにあなたは立っている ひとみにうすいゆきをうかべて

           ~ 笹井宏之 『てんとろり』 くつみがき より ~





今日は快晴。

ぽかぽか陽気に誘われて、メジロが中庭のツバキに群れています。


  メジロ1(2020-02-08)

  メジロ3(2020-02-08)

      たっぷりと春を含んだ日溜りであなたの夢と少し繋がる   2006.4.6  

        ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~



  


梅はすでに街中のあちこちで咲き匂っています。


  紅梅2( 2020-02-15)
  白梅3( 2020-02-15)
  
  白梅2( 2020-02-08)

   咲き初めし梅のニュースをくはへつつポストは雪を眺めてゐたり   2008.2.21

         ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~



  雪景色6(2020-02-18)



雪の中、猫さんが来ましたのでキャットフードをあげました。
このところ我が家に頻繁に顔を出します。

  くーちゃん1(2020-02-20)

  
足元が白い靴下をはいているようなので、「くーちゃん」と
名前を付けました。



  雪景色8(2020-02-18)
  雪景色7(2020-02-18)タテ

  雪景色17(2020-02-18)

        猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう

          ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 うすくみたす より ~


残照 | 16:39:10 | Trackback(0) | Comments(0)
春立ちぬ
  スイセン4(2020-02-05)

    花植うる手に冷風の巻き付いてゆらりとわれをうごかしはじむ   2006.2.2

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




二月に入り穏やかな日が続いていましたが、一昨日、立春の声を聞いた途端に
寒さがぶり返しました。

今年もこの時期、裏山に水仙が可憐な花を咲かせています。

  スイセン3(2020-02-05)

  スイセン5(2020-02-05)


夕刻、東の空にうっすらと月が出ていました。

  月1(2020―02-04)

     春立ちて凍てたる疾風過ぎ去れり何処に還らん薄氷の月   2005.3.3

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~






筒井孝徳 佐賀新聞読者文芸 2020年2月 詩一席 「蛇口」
  読者文芸2020年02月一席「蛇口」
     (↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)



  ツバキ1(2020-02-05) (赤)


山茶花に代わりツバキが我家の主役になりつつあります。 


ヤエツバキが咲き始めると中庭がぱっと明るく華やぎます。 


  ヤエツバキ2(2020-02-05)
  ヤエツバキ1(2020-02-05)

      それは世界中のデッキチェアがたたまれてしまうほどの明るさでした

        ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~





池の鯉も水が温むのを心待ちにしています。

  
  池6(2020-02-05)
  池5(2020-02-05)


  ナンテン1(2020-02-05)
   (中庭の南天)



  夕景1(2020-02-05)
  月3(2020―02-04)

       月光に水晶体を砕かれてしまひさうなるきさらぎの宵    2007.2.15

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』より ~


残照 | 23:08:05 | Trackback(0) | Comments(0)