投稿日:2018-03-25 Sun

あすひらく花の名前を簡潔に未来と呼べばふくらむ蕾 2007.4.19
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
東京は満開で花見の映像が流れていますが、我が家の桜が今日3・4輪ほころびました。
ようやく我が家も開花宣言です。



「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい
~ 笹井宏之 『ひとさらい」 数えてゆけば会えます より ~
裏山に黄水仙が一輪だけ可憐に咲いていました。。

その周りには野の花が春を待ちかねていました。





フキノトウも顔を出しています。


雪原の蕗を芽吹かする光のごと我の上にも蒼天よあれ 2005.2.3
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
『ほんのひとさじ』(書肆侃侃房)をいただきました。
特集は駅でした。


(↑↓ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑↓)






ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
スポンサーサイト
投稿日:2018-03-07 Wed

たっぷりと春を含んだ日溜りであなたの夢と少し繋がる
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
3月に入り春の日差しがやわらかくふりそそいでいます。
裏山の水仙が清楚に微笑んでいます。
サクラの蕾もふくらみ始めました。

つぼみより (きみがふたたびくるときは、七分咲きにはなっていたいな)
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~



ゆるやかにひらかれてゆくわれのうえを雲よりはつかこぼれくる春 2006.3.16
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
筒井孝徳 佐賀新聞読者文芸2018年3月 二席 『煉獄の檻』

( ↑ここをクリックすれば文字が大きくなります↑)
裏山の小花も可憐に咲いています。



午後きみはひかりのかごを編んでをり 居眠りをするわれの傍ら 2007.3.15
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
池の水も温み始め、鯉たちも心地よく泳いでいます。



一様に屈折をする声、言葉、ひかり わたしはゆめをみるみず
~ 笹井宏之 『てんとろり』 ゆらぎ より ~

「ねえ、気づいたら暗喩ばかりの中庭でなわとびをとびつづけているの」
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 はるる ほら あな より ~
△ PAGE UP