投稿日:2017-01-24 Tue

冬を越すことのできない花たちにおゆかけている おゆ あたたかい
~ 笹井宏之 『てんとろり』 やさしく、はぐれる より ~
小雪がちらつく寒い一日でした。
裏山には水仙が凛として咲いていました。



鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~
今日は宏之の祥月命日。
8年の歳月が流れました。
たくさんの人から心のこもった贈り物を頂戴しました。
ブログやツイッターには宏之の歌や詩をご紹介していただくとともに
あたたかいメッセージが添えられていました。

福岡の歌人恒成美代子さんがご自身のブログ「暦日夕焼け通信」(1月24日)
にご紹介くださいました。
Twitterでueno_neco @ueno_necoさんが つぶやいてくださいました。
「おはよう。目覚めたとき、笹井宏之さんの短歌が通知バーに届いていました。
やわらかく温かくなる。 #sasai0124
2006年04月30日(日)きりんの脱臼に載った笹井さんの詩。
このページ、消えてしまわないといいな。」

(↑ここをクリックすれば文字が大きくなります↑)
歌人の沼尻つた子さんも宏之のことをつぶやいてくださいました。
「ことしも今日が来ました。 #sasai0124
笹井宏之さんのこと - ウォータープルーフ」
ありがとうございました。
1月24日。
あの日は何十年に一度の大雪でした。
昨年も白い一日でした。


さようならが機能しなくなりました あなたが雪であったばかりに
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
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投稿日:2017-01-18 Wed

白い光だなんて、教わっていないし、でもさわっていたから、ごめんなさい
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 すきま抄 より ~
穏やかに2017年がスタートしました。
元旦の白い日差しに今年一年の安寧を祈願しました。

歳月の手形のやうに額を吹く風、その風に手を合はせたり 2009.1.9
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~



かなしみが冬のひなたにおいてある世界にひとり目覚めてしまう
~ 笹井宏之 『てんとろり』 やさしく、はぐれる より~
筒井孝徳 佐賀新聞読者文芸 2017年1月 一席 「俤(おもかげ)」

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そして、1月24日を迎えます。
8年の歳月が流れました。


悲しみでみたされているバルーンを ごめん、あなたの空に置いたの
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
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