投稿日:2016-11-21 Mon

ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
昨日(20日)、佐賀市文化会館で、親の会「ほっとケーキ」&フリースペース「ハッピービバーク」
15周年記念パーティがありました。

宏之は亡くなる直前まで佐賀市内のこの「居場所」に出かけて行っていました。
会場入り口には宏之の歌集が紹介されていました。

8年前、ここの子が作った詩に曲と伴奏まで作っていたようです。
その子たちが歌ってくれました。
伴奏している写真も映し出され、涙が止まりませんでした・・・・・



滝までの獣の道を走り抜けあの子は歌手になるのでしょうね
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~

当時の宏之のことを紹介してくださいました。
会の最後に、女の子たちがもう一度歌ってくれました。
その後、インタビューがありましたが、涙があふれて言葉が詰まってしました。
お礼にオカリナで「アメイジング・グレイス」を演奏しました。
心に沁みる集いでした。

つぼみより (きみがふたたびくるときは、七分咲きにはなっていたいな)
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~

鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~

にぎりしめる手の、ほそい手の、ああひとがすべて子どもであった日の手の
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
スポンサーサイト
投稿日:2016-11-18 Fri

こくこくと小さなのどを鳴らしてはお茶を飲むこのうすももの頬 2008.11.27
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
向寒のみぎり、玄関わきの山茶花が咲き始めました。

明日(19日)から27日(日)まで「秋の有田陶磁器まつり」が開催されます。
今年で第12回を数え、有田焼創業400年の記念の年ですので会期は
9日間のロングランです。

今日の佐賀新聞の広告

(↑ここをクリックすれば文字が大きくなります↑)
明日(19日)から27日(日)まで、「上質な暮らし―伝統の有田、これからのARITA展」が開催されます。


第1会場:佐賀県陶磁器工業協同組合
第2会場:有田陶磁の里プラザ
第1会場で「碗琴演奏会」を開催します。
21日(月)・22日(火)・27日(日)は11:00~
24日(木)・25日(金)は16:00~
また25日(金)14:00~15:30は有田焼サロン会でトークショーを
開催することになっています。
Facebookでも紹介しています。
両会場ともすてきな展示会場になっていますので、是非お立ち寄りください。


有田町歴史民俗資料館の紅葉も日一日と鮮やかになっています。




ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 はるる ほら あな より ~
投稿日:2016-11-15 Tue

初恋のひとの背中を思ひつつ紅葉降る坂道を下れり 2007.12.13
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
13日(日)は石場相撲でしたので、相撲見物がてら泉山磁石場周辺の
紅葉狩りを楽しんできました。



宏之はフルートを持ってこの石場相撲場によく来ていました。



ここ有田の石場相撲場では大相撲の地方巡業もあっていました。


坂道の途中で出会うはずだった私がきょうも遅刻している
~ 笹井宏之 『てんとろり』 しずく より ~



宏之もここで歌を詠んでいたのでしょう・・・・・




食卓にもみじの苗が二、三本あがっていたらそれは希望です
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 たくさんのいとこ より ~

「足元はやっぱり道で、どこかへと通じている道で、どこですかここ?」
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~


ひどくほそいひとが扉のむこうから鍵穴をとおってやってくる
~ 笹井宏之 『てんとろり』 てんとろり より ~
投稿日:2016-11-11 Fri

あの雲も秋を終はらせやうとして赤く、さうして壊れてゆけり 2008.12.11
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
怒涛のような10月が過ぎ、気が付けばすでに冬立ちぬ・・・
10月28日(金)は和子さんの誕生日でした。
当日、有田ニューセラミックス研究会の事務局長として
「有田焼創業400年記念 ニューセラミックスフォーラム」と交流会
を開催していましたので、和子さんの誕生会は私抜きでした。


今日、2週間遅れで和子さんへの誕生日プレゼント。


筒井孝徳 佐賀新聞読者文芸 2016年11月の詩 一席「軋む」
(↓ここをクリックすれば文字が大きくなります↓)

10月22日(土) 午後2時より歴史と文化の森公園 炎の博記念堂にて
眞子内親王殿下ご臨席のもと、「日本磁器誕生・有田焼創業400年記念式典」
が挙行されました。




記念式典の「先人への宣誓 ~未来へ向けて~」で、
有田中学校3年の杉本虎太朗君と西有田中学校3年の藤沙百里さんの宣誓に合わせて
BGMとして碗琴演奏を行いました。
眞子内親王殿下が御退席の折に控室前で3名でお見送りいたしましたが、
立ち止まられて子供たちに「とてもいいスピーチでした」とやさしくお声がけされました。
子供たちにとってこの上ないご褒美でした。
一生の思い出になることと思います。
私も感動しました。

午後3時30分からの記念レセプションのオープニングでは
有田磁器太鼓の演奏でした。

400年事務局のスタッフと碗琴演奏者・有田磁器太鼓出演者という今はやりの「二刀流」、
いや今回は「三刀流」でした。

鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~
△ PAGE UP