投稿日:2013-08-24 Sat

にぎりしめる手の、ほそい手の、ああひとがすべて子どもであった日の手の
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 課題水彩 より ~
東京では、
ムムリクさんの「真夏のアート納涼祭~画家ムムリクとタマゴ達のあーとまつり」
が昨日(23日)から明日(25日)まで開催されています。
ムムリクさんの絵からいつも元気をいただいてます。幸せになれます!
皆さん、お出かけください。
『ムムリクのART日記』 http://www.mumuryk.com/diary2013/diary.cgi
真夏の納涼祭
〜画家ムムリクとタマゴ達のあーとまつり〜 (東京・六本木ヒルズUMU)
日比谷線 六本木駅から5分 (六本木ヒルズ・テレビ朝日1F)テレビ朝日 UMU(ウム)
8月23日(金)〜25日(日)
12:00〜21:00 *最終日20:00終了
佐賀では、
佐賀市出身の画家で26歳で亡くなった「夭折の画家 野村昭嘉」展
が佐賀県立美術館で開催されています。
そのプロモーションビデオに【SaSa-Note】―笹井宏之楽曲集 ― の中の
「桜」という曲が使われています。「桜」は私も大好きな曲です。
こちらからご覧ください。
宏之は5歳の頃からピアノを習い始め、中学校時代はブラズバンド部でフルート担当。
ギターも独学で始めました。
18歳の頃から楽曲の制作を開始しました。
22歳で楽曲の制作を休止し、代わりに短歌を詠み始めました。
「音を紡ぐ」ことから「ことばを紡ぐ」ことへと自己表現の手段が移っていきました。
【SaSa-Note】-笹井宏之楽曲集-

母といふ感情あらば手のひらの真中に置かう春のあしたの 2008.4.17
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
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投稿日:2013-08-23 Fri

つきあかりを鞄にいれてしまいます こんなにもこんなにもひとりで
~ 笹井宏之 『てんとろり』 さようなら より ~
昨夜の月光は殊の外冴えていました。
しばし見惚れていました。

ほんのすこし命をおわけいたします 月夜の底の紙ふうせんへ
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~


◆新鋭短歌シリーズとは
◆著者一覧
◆一首評
(↑↓ それぞれクリックしてご覧下さい)
◆八月のフルート奏者

満月に彷徨える夢何処からフィドルの音は流れてくるか 2004.11.18
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-17 Sat

ゆふぐれの夏の坂道越ゆるとき永遠に終はりつづける世界 2008.8.14
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
連日35度を超える酷暑が続いていますが、夕暮れ時の空の色に秋の気配が・・・。

耳を澄ませば虫の音に、そして風の音に秋の訪れを感じます。

ゆっくりと上がっていってかまいません くれない色をして待っています
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 うすくみたす より ~

あこがれがあまりに遠くある夜は風の浅瀬につばさをたたむ
~ 笹井宏之 『てんとろり』 仮面売り より ~
【ブログ紹介】
『真夏のアート納涼祭 ~画家ムムリクとタマゴ達のあーとまつり~』
8月23日(金)〜25日(日)
12:00-21:00(最終日20:00終了)
テレビ朝日umuで開催
ムムリクさんの絵を見ると元気がでます。幸せになれます。
『ムムリクのART日記』

シゲヨさん、むかしのことをはなすとき百合にならなくてもいいからね
~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~
投稿日:2013-08-11 Sun

夏深くなりゆきわれはさみどりの光といふを抱きしめにけり 2007.8.16
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
今日も一日茹だるような暑さでした。
でも、裏山に行けば蝉の声に混じって秋の虫の音が聞こえてきます。

裏庭のシャクナゲの木の下にピンクの花が咲いていました。
オニユリでしょうか。

鬼百合が鬼に戻つてゆくさまを尼僧のやうな眼で見つめをり 2006.8.17
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
今朝、佐賀新聞を開いたら大きく宏之の記事が掲載されていました。
我家にとっては「号外」ものです。

かたととん
新聞を投函される音だけがうつつのようである午前五時
~ 笹井宏之 『てんとろり』 かたととん より ~

(↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)
朝から友人・知人がメールや電話で「どこの書店で買えるのか?」
とのありがたい問い合わせ。
新聞をみて有田の本屋さんにかなりの人が行かれたそうですが、残念ながら
有田の書店(一軒しかありませんが)でも予約受付中との対応だそうです。
やはり、買いたい書籍は本屋さんで実際に手に取って購入したいと思うのは
私だけではないようです。

悲しみが痛みへ変わる瞬間の途切れさうなる我が蝉の声 2008.8.7
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-11 Sun

木の間より漏れくる光 祖父はさう、このやうに笑ふひとであつた 2006.5.4
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
「夏から秋へ 風立ちぬ」 とはいえ、本当に暑い毎日が続いています。
もう一つ、有田町民の悲願であった甲子園に有田工業高等学校が
創部114年目にして初出場、開会式後の第一試合で初勝利、
伊万里・有田地区(佐賀県西部)の甲子園初勝利で、今、有田は
窯の火の如く、熱く熱く燃えています。
何と町民の約1/5(約4,000人)と町外・県外の有田出身関係者
合計約5,000人がアルプススタンドで応援。
地元紙の号外がすでに2回出るなど大フィーバーです。



『かばん』(2013年8月号)を送っていただきました。
宏之の歌をご紹介いただき、ありがとうございました。


(↑ここをクリックすれば文字が大きくなります)


あおあおと空は沈黙 白鳥の燃ゆるをわれは風上に聴く 2005.8.4
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~

汗ぬぐふタオルの白の不思議なるまばゆさに数分を過ごしぬ 2008.8.21
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-07 Wed

きょうがその日です
生きてゆく 返しきれないたくさんの恩を鞄につめて きちんと 笹井宏之
宏之のブログ『些細』を継いだ最初の日、2009年5月5日。
あれから、4年と3か月の歳月が流れました。
たくさんの方とのご縁をいただき、また多くの方に支えていただきました。
あらためて皆さまに心よりお礼を申し上げます。
お礼 投稿日:2009-05-05 Tue
宏之が旅立ってから100日が過ぎました。
私たち家族にとりましては長い長い100日でした。
その間たくさんの方々から慰めと励ましのおことばを頂戴しました。
遅くなりましたが心よりお礼申し上げます。
残してくれたこの『些細』のブログをどうするか迷っていました。
ブログに不慣れなせいもありましたが、これまで心の整理がつかず
どうしても宏之のパソコンを開く気持ちになれませんでした。
やっとコメントを書き込める段階までたどり着きました。
26年という短い一生ではありましたが、私たちにたくさんのものを
残してくれました。
このブログは宏之が心身の病と懸命に闘い、そしてやさしく丁寧に
生きてくれた26年間の証でもありますので、もう少し残してあげたい
と思います。




2013年8月7日、今夕午後6時10分からの「首都圏ネットワーク」の特集「ネットの
なかに生きつづける」の後半で、長男宏之のことを紹介していただきました。
碗琴のことも少し取り上げていただきました。
明日(8日)まで1日間だけ動画で配信されています。
「首都圏ネットワーク」の「動画チェック」からご覧ください。
投稿日:2013-08-05 Mon

冬用のふとんで父をはさんだら気品あふれる楽器になった
~ 笹井宏之 『ひとさらい』 鮭フレークが降る交差点 より ~
午後1時30分、我家に東京のNHK首都圏放送センターからテレビ取材に来られました。
「首都圏ネットワーク」という関東ブロック向けのニュース・情報番組での特集企画
「ネットのなかに生き続ける」の取材。
宏之の短歌がネット世界で拡がり、今もいろいろな方と繋がっていて
このブログ『些細』を私が引き継いでいることの取材でした。
実は、昨日(4日)の午後3時頃に、ブログを書いているシーンの撮影があり
その時のブログの書きかけを先程アップしました。(トンボの目線)
途中、雷がひどくてさすがにパソコンをOFFにせざるを得ず、雷がおさまるまで数十分
撮影を中断。

夕方、5時30分から1時間ほど「チャイナ・オン・ザ・パーク・忠次館」で
「碗琴コンサート」を開催しました。
碗琴の設営準備からコンサートの様子、終了後のインタビューまで約3時間
ずっと撮影していただきました。

雷雨の中、それでも20名ほどのお客様が熱心に聴いて下さいました。
途中からNHKさんの撮影を受けていることは全く念頭になく、
心をこめて演奏させていただきました。

放送は8月7日(水) 18:10~19:00
NHK「首都圏ネットワーク」 の中の特集で放送されます。
佐賀では見られませんが、首都圏の方、よろしかったらご覧ください。

父親は酔いつつ星を二つ三つ下げて帰りき風冷たき日 2005.10.13
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-04 Sun

ひぐらしのオーケストラを終はらせて指揮者は西へ西へ帰らん 2008.8.21
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
我家の池の辺にトンボがとまっていました。
近づいても逃げません。
カメラ目線?




8月3日(金)、本当に日差しが痛い暑い、暑ーい1日でした。
【ブログ紹介】
『月のしずく』 7月21日
『地方出版・小新刊』 2013/08/03 配信

いっせいに雨音 いいえかなかなの斉唱 いいえ缶ビール YES 2005.9.8
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-03 Sat

夏深くなりゆきわれはさみどりの光といふを抱きしめにけり 2007.8.16
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
8月1日はたくさんの方からお祝いのメッセージやプレゼントをいただきました。
温かいお心遣いを頂戴し心からお礼を申し上げます。
1日のお昼に書肆侃侃房の田島さんが『八月のフルート奏者』を携えて、
我家を訪れて下さいました。
田島さんと私たち3人で食事しながら、宏之のことをたくさん話しました。
ようやく和子さんも宏之のことを話題にできるようになりました。


選歌と監修は加藤治郎様と東直子様のお二人がお引き受け下さり、また
お二人には心に沁みる温かい、そして深い解説を添えていただきました。
東様にはすてきな帯も添えていただきました。編集後記は田島安江様が
記して下さっています。
多くの皆さまのお力添えをいただき、私たちにとりましてはもったいない
ような歌集を世に出していただき感謝に堪えません。
ありがとうございました。
今回のプロフィールには下記の写真が使われていました。
二十歳前の写真でしょうか、おだやかな表情で気に入っています。

次男孝徳からのサプライズ。
「兄ちゃん、ミスチルの全集(1)を持っていたので、全集の(2)を
誕生日のプレゼントに・・・」
これには思わず和子さん、涙・涙でした。
孝徳がプレゼントを準備していたとは、私たちは夢にも思っていませんでした。
リボンがついたプレゼント。孝徳からのやさしい贈り物でした。

今年もたくさんの「へやほう」が・・・。
ごんちゃんも「オッ!」

PCのデータの二三消える夜ふと猫などを疑っており 2005.9.1
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
投稿日:2013-08-01 Thu

八月のフルート奏者きらきらと独り真昼の野を歩みをり 2006.8.17
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
8月1日。宏之の誕生日にお祝いのメッセージ、メール等をいただいています。
合わせて『八月のフルート奏者』(書肆侃侃房)が本日刊行されます。
お昼頃、福岡から田島さんがわざわざ宏之に届けてくださるとのお電話をいただきました。
4年半の歳月が流れましたが、皆さまの変わらぬご支援ご厚情に心より感謝申し上げます。

南風のようなひと
バースデイカードをひらくひとときに向日葵畑から風が吹く
~ 笹井宏之 『てんとろり』 かたととんより ~

向日葵の匂ひをさせて幼らは暮れやすき照れやすき太陽 2008.8.7
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~

ふるさとは唄そのものであるゆゑに今宵もわれはうたはれてをり 2007.5.31
~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~
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