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笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

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 tsutsui@izumy.com
(@は半角文字で入力してください)

【温帯空虚】
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療養生活あれこれ

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Happy Birthday!
  誕生祝1(2012-10-28)

      桃色の花弁一枚拾い来て母の少女はふふと笑えリ   筒井宏之

      ~ 佐賀新聞読者文芸 2005年4月28日付掲載作品より ~





今日は和子さんの誕生日でした。

朝からお祝いの電話やメールをいただいたり、お花を届けていただいたり、
遠く松山の方からは和子さんの好きなお菓子を覚えて下さっていて、お送り
いただきました。

皆さまからのお心遣いがありがたいです。
おかげさまで、いつもの笑顔がだいぶ戻ってきたように思います。


孝徳からは、「週めくりカレンダー なごみ猫」

誕生祝3(2012-10-28)

うーむ、なかなかのチョイスです。
和子さんも喜んでいました。


誕生祝4(2012-10-28)


ちなみに、私は・・・・・・

お昼に和子さんが、「ラーメン食べたいなぁー」

チャンス!

実は、即席ラーメンですが麺と具を別々に少し手間をかけて作ります。
私の作るラーメンは和子さんに好評です。

何も準備していなかったので、今日は気持ちを込めた「特製ラーメン」が
お誕生日プレゼントでした。

和子さんからは「美味しい」と、一応合格点をいただきました。


もう一つ大きなプレゼントが孝徳からあったのですが、まだ「オフレコ」と
いうことで11月になってからお知らせします。


九州ブロックPTA研究大会1(2012-10-27)
九州ブロックPTA研究大会2(2012-10-27)

昨日(27日)は、炎博記念堂で九州ブロックPTA研究大会があり、そのオープニング
アトラクションで有田町立曲川小学校の生徒たちと一緒に演奏しました。
最初は私の碗琴で「大きな古時計」と「ハナミズキ」。
続いて子供たちの演奏で「夕焼け小焼け」のJAZZバージョン。
「のだめカンタービレ」を彷彿させる堂々のパフォーマンスで会場を沸かせました。
最後は一緒に「ふるさと」を合奏しました。

2日間一緒にリハーサルをしましたが、子供たちが「碗琴」に関心を持ってくれたことも
嬉しかったです。有田の音を子供たちに繋ぐのが私の演奏活動の大きな目的だからです。

やはり子供たちと一緒に演奏するのは楽しいですね。


     猿川渓谷(2012-10-19)

      真水から引き上げる手がしっかりと私を掴みまた離すのだ

     ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~


残照 | 23:21:42 | Trackback(0) | Comments(14)
虹雲(彩雲)
  虹雲(彩雲)1(2012-10-24)

  かげろふのきえゆくゆふべ 秋の手がきみとわれとを握りしめたり   筒井宏之

      ~ 佐賀新聞読者文芸 2006年10月5日付掲載作品より ~
 




一昨日、福岡出張の帰りの高速道路で虹雲(彩雲)を見ました。

地震の予兆とか言われたこともあったようですが、昔から吉兆のしるしとされてきました。

虹雲(彩雲)2(2012-10-24)

車中からでしたので、うまく撮れませんでしたがしばらく見惚れていました。


10月・11月は「芸術の秋」ということで碗琴演奏の依頼が続いています。

九陶碗琴コンサート1(2012-10-20)

20日(土)は九州陶磁文化館で碗琴コンサート「琴線に響く磁器の調べ」を開催。

九陶碗琴コンサート2(2012-10-20)
九陶碗琴コンサート3(2012-10-20)
九陶碗琴コンサート4(2012-10-20)


翌21日(日)は伊万里市で開催された、とある「女性のつどい」に招かれて碗琴演奏。

JA伊万里女性のつどい(2012-10-21)

明日(27日)は九州ブロックPTA研究大会のアトラクションで町内の小学校の
子供たちと一緒に合奏します。
今日の午後、会場の炎博記念堂文化ホールでリハーサルがありました。

九州ブロックPTA研究大会リハ1(2012-10-26)
九州ブロックPTA研究大会リハ2(2012-10-26)

子供たちと一緒に演奏するのはやっぱり楽しいです。



珍しく、和子さんからのリクエストがありました。

「孝徳のこの詩、好きだから紹介して」

詩「なんでぼくは蝉に生まれたんだろう」(筒井孝徳)
(↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)



  陶山神社踏切から見た英山(2012-10-19)

     ゆつくりと私は道を踏みはづす金木犀のかをりの中で   筒井宏之

     ~ 佐賀新聞読者文芸 2007年11月08日付掲載作品より ~ 


残照 | 19:22:08 | Trackback(0) | Comments(4)
雨の「有田皿山まつり」
  上有田駅(2012-10-19)

      暮れなずむホームをふたりぽろぽろと音符のように歩きましたね

         ~ 笹井宏之 『てんとろり』 飛ぶもの より ~




上有田駅は1898年(明治31年)開業時からの木造駅舎です。

今は無人駅となりましたが、高校時代はこの駅から3年間武雄まで通いました。



10月16日は有田のおくんち、17日は「有田皿山まつり」で今年も有田磁器太鼓で
一日中、町内を巡って演奏してきました。

有田磁器太鼓1(2012-10-17)
有田磁器太鼓2(2012-10-17)
有田磁器太鼓3(2012-10-17)

生憎、皿山まつりの当日は朝から雨で、町内のパレードは中止。
磁器太鼓は11トントラックのウィング車に設営していますので、雨でも移動できます。

有田磁器太鼓のメンバー(泉山在住)がおばあちゃんに、
「ばあちゃん、今日は雨で泉山からのパレードは中止になったから太鼓の演奏はないよ」
と電話していました。

おばあちゃんは孫の勇姿をとても楽しみにされていました。

「それじゃー、おばあちゃんだけのために演奏しよう」

太鼓のメンバーはみんなで、誰もいないパレードのスタート地点の泉山に行き演奏。

有田磁器太鼓4(2012-10-17)

パレードの時は時間制限があっていつも1曲だけしか演奏できないので、この日は
「白磁雄楽」と「白磁創楽」の2曲、約20分間の演奏をしました。

雨の中、車椅子でじっと孫の演奏を目を細めながら聞いていらっしゃいました。
私たちもとても満足できるいい演奏ができました。

おばあちゃん、ありがとう!


有田磁器太鼓5(2012-10-17)
有田磁器太鼓6(2012-10-17)
有田磁器太鼓7(2012-10-17)


雨で町内のパレードは中止になり、イベント会場は有田町文化体育館になりました。

おくんち当番町七区の所望踊り
皿踊り
(写真:(上)梶原貞則氏、(下)伊萬里新聞社藤様より借用)


有田磁器太鼓はイベント会場に行けない町内の福祉施設、養護老人ホームなどを
中心に11ヶ所を巡回し演奏してきました。
各施設の皆さんは毎年楽しみにされています。

幸寿園

「来年もまた来てね」

そう声をかけてくださいました。



   (写真↓ とんばい塀のある裏通り)
  とんばい塀(2012-10-19)

        きれいごとばかりの道へたどりつく私でいいと思ってしまう

       ~ 笹井宏之 『てんとろり』 国境のどうぶつたち より ~
 

残照 | 23:54:40 | Trackback(0) | Comments(0)
秋の一日
  夕日(2012-10-16)

       国境のどうぶつたちを染めてゆく あれは夕日よね、夕日よね

       ~ 笹井宏之 『てんとろり』 国境のどうぶつたち より ~




きれいな夕日でした。


(写真:職場からの夕日。2012-10-16 17:30 撮影)



昨日(16日)はおくんち、今日(17日)は「有田皿山まつり」です。
朝から有田磁器太鼓で町内10ヶ所を巡回して演奏します。



10月20日(土)12:30~13:15 九州陶磁文化館にて

「碗琴コンサート」 ~ 琴線に響く磁器の調べ ~

を開催します。お時間があられましたらお出かけください。

九陶コンサートチラシ
(↑ここをクリックすれば文字が大きくなります)


【ブログ紹介】

ムムリクさんの『アート日記』 10月14日

ムムリクさん、ありがとうございました。



我家のねこさんたちは・・・・・・

のんちゃん1(2012-10-14)

のんちゃん・・・お昼寝中。


ごんちゃん1(2012-10-14)

ごんちゃん・・・爆睡中。


みーたん1(2012-10-14)

みーたん・・・仮眠中。


のんちゃん2(2012-10-14)

「ん~、何か?」



  柿(2012-10-14)

      ねむってもねむってもあなたのそばで私は風のままなのでした

         ~ 笹井宏之 『てんとろり』 成層圏 より ~


残照 | 01:58:23 | Trackback(0) | Comments(2)
文学碑 その5-有田ホトトギス会句碑
  泉山バス停からの朝陽(2012-10-13 06:25)

     透けてゆくやうに丸まりたる猫を朝陽の中にそっと掴みぬ   筒井宏之

       ~ 佐賀新聞読者文芸 2008年11月6日付掲載作品より ~




(写真:自宅付近、泉山バス停からの朝陽 2012-10-13 06:30 撮影)



有田ダム登り口の駐車場の一角に有田ホトトギス会の句碑があります。

時折ここを訪れますが、句碑に気付く人は少なくそっと佇んでいます。

有田ホトトギス会句碑1(2012-10-04)

有田ホトトギス会
ホトトギス同人で佐賀県俳句協会会長の岸川鼓蟲子(博輝)主宰。昭和9年に長崎高等
商業学校を出て香蘭社に入社した岸川が郷土史家池田忠一(泉山)、赤絵町の法元寺
住職中野子老とでつくり、九州俳壇の重鎮河野静雲の指導を受けながら充実を図って
来た。
会員は20余人。昭和11年から陶器市協賛の俳句大会を主催し近く60回を数える。
会員の句集「窯」のほか、平成2年には全国的にも珍しい焼き物にちなむ句の歳時記
を発行した。

有田ホトトギス会句碑2(2012-10-04)

窯々に元旦の神酒奉る  増富草平

窯番とゐて年惜しむ心かな  岸川鼓蟲子


有田ホトトギス会句碑3(2012-10-04)

昭和48年と49年に有田ダムに建てられた句碑にある会員の句

窯々に元旦の神酒奉る  増富草平
窯番とゐて年惜しむ心かな  岸川鼓蟲子
窯づめのかたりことりと明易し  諸国白土影
息抜きの窯師に河鹿鳴き澄めり  山口たつみ
古伊万里のかけらも見えて秋の水  山下碧川
暦果つ窯場の煤の太柱  山口猿川
ちゃんちゃんこ著けしその人柿右衛門  辻未知多
描き終えし窯場の日記ちろろ鳴く  古川花翠
忘れ霧さっさと掃いて終いけり  立林未然
秋桜病院にして藁家かな  百田一渓
火の神に大焚火して窯始  広瀬麗水
陶市の客もてなしの菖蒲風呂  岸川多代
皸の癒ゆる間のなき轆轤弟子  金子紫雲洞
陶土濁りこゝより生まれ春の川  松林鳴風
濃娘等の溜場となり草餅屋  森本水蘭女
ぼんぼりに子の絵貼られて夏祭  山口光雨
耳遠き故の仲よし日向ぼこ  溝上青甕



泉山バス停脇のコスモス(2012-10-13 06:29)
(写真:自宅付近、泉山バス停脇のコスモス)



伊津野重美さんの「フォルテピアニシモ vol.8」が11月3日に開催されます。

前売り発売が開始されました!!


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フォルテピアニシモ vol.8 ~ Rebirth ~

遅すぎることなどはない いつの日もあなた自身が約束だから 

  http://homepage2.nifty.com/paperpiano/Rebirthhtml.html


   伊津野 重美  朗読  
    森重 靖宗  cello


日時:2012年11月3日(土)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売2,500円  当日3,000円 (別途ドリンク代)
チケット前売り発売 10月3日(水)より
前売りは店頭販売かweb予約
予約アドレス http://www.mandala.gr.jp/spc/ticket/yoyaku.html

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

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  (写真:職場からの夕景 2012-10-12 17:40 撮影)
  夕景1(2012-10-12)

   焔(ほむら)走る白雲を切り裂く斜陽の捩じ込まれる狭山の際に   筒井宏之

     ~ 佐賀新聞読者文芸 2004年12月9日付掲載作品より ~


残照 | 08:22:30 | Trackback(0) | Comments(0)
文学碑 その4-高浜虚子句碑
  鰯雲1(2012-10-06)

       鰯雲のうろこのなかへ釣り針のように突っ込んでゆく旅客機

           ~ 笹井宏之 『てんとろり』 鰯雲 より ~




すっかり秋の雲です。


歴史と文化の森公園(世界・炎の博記念堂)の入口に高浜虚子の句碑が立っています。

炎博記念堂(2012-10-04)

歴史と文化の森公園1(2012-10-04)

世界・炎の博記念堂

1996年の'世界・炎の博覧会'の主会場となった「歴史と文化の森公園」。総面積
12ヘクタールの広大な敷地の中に建つ「炎の博記念堂」。
そのまわりにはイベント広場、冒険の森、憩いの広場、花の森、匠の広場などの
諸施設を配し、豊かなみどりとともに、こころ休まるくつろぎの空間を創っています。


高浜虚子句碑1

 高浜虚子句碑 「蚊の居らぬ 有田ときけば 旅たのし」

高浜 虚子(たかはま きょし、1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は
明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清(たかはま きよし)。

ホトトギスの理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られています。


有田ホトトギス会

句碑の建立者は「有田ホトトギス会」

昭和46年に有田商工会議所に建立されましたが、平成10年にこの公園に移された
と記されています。




    鰯雲2(2012-10-06)

千切れつつ増えゆく雲を眺めをり 人に生まれてからといふもの   筒井宏之

   ~ 佐賀新聞読者文芸 2008年10月2日付掲載作品より ~


残照 | 01:09:02 | Trackback(0) | Comments(0)
文学碑 その3ー高浜年尾句碑 
  有田観光協会にて3(2012-10-08)

      食卓にもみじの苗が二、三本あがっていたらそれは希望です

       ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 たくさんのいとこ より ~




昨日は寒露。いよいよ秋も深まっていきます。

職場から見る山の端もだいぶ色付いてきました。

爽やかな秋晴れの一日でした。

有田観光協会にて1(2012-10-08)
(写真:職場より 2012-10-08 11:55 撮影)

有田観光協会にて2(2012-10-08)
(写真:職場より 2012-10-08 18:25 撮影)

きれいな夕焼けでした。



有田の文学碑探訪 その3

有田ダムの評定橋と岩越橋の間の展望所に高浜年尾の句碑があります。

ここもダムの湖面が美しく映えるスポットです。


高浜年尾句碑1(2012-10-04)

高浜年尾:俳人。東京・神田に虚子(きょし)の長男として生まれる。1935年(昭和10)ごろから
俳句生活に入る。俳句は早く中学時代から父の手ほどきを受けた。連句にも関心をもち、38年
『俳諧(はいかい)』発行。51年(昭和26)、虚子にかわり『ホトトギス』雑詠選をなし主宰した。
『年尾句集』(1957)がある。


高浜年尾句碑2(2012-10-04)

高浜年尾句碑:「ダムの中 島ありて 草紅葉して」


高浜年尾句碑4(2012-10-0)
高浜年尾句碑4(2012-10-04)

    ひらかれてゆくてのひらを鳥が舞いみえかくれする島のきりぎし

         ~ 笹井宏之 『てんとろり』 ゆらぎ より ~


残照 | 02:26:06 | Trackback(0) | Comments(0)
文学碑 その2-蒲原有明詩碑
  大公孫樹と英山(2012-10-04)

     皿山に皿の音ひびき一本の苗より生れし大樹のそよぎ   筒井宏之

      ~ 佐賀新聞読者文芸 2007年5月17日付掲載作品より ~




我家から歩いて4・5分のところに樹齢千年といわれる大公孫樹があります。
英山とともに有田を見守ってきました。

(写真:国の特別天然記念物「泉山の大公孫樹」と「英山」)


有田内山地区にある有田陶磁美術館の玄関左手に蒲原有明の詩碑があります。

有田陶磁美術館1(2012-10-04)

有田陶磁美術館
佐賀県西松浦郡有田町にある陶磁器専門の町立美術館。明治時代の初めに建てられた
石造りの焼き物倉庫(2階建て)を改築し、1954年5月1日に開館した。開館当初は、陶磁器
の収集、保存、展示にとどまらず、窯業に関する資料の収集、整理、研究を通した美術史、
産業史の紹介も行っていた。しかし、その後、近隣に類似の施設が相次いで開館したため、
その役割を有田陶磁の歴史が概観できる優品の収蔵展示に特化した。
収蔵品は有田陶磁創始期の17世紀初頭から現代のものまで多様であるが、その中心は
幕末から近代にかけての作品である。

蒲原有明詩碑2(2012-10-04)
蒲原有明詩碑1(2012-10-04)

蒲原有明:[1875~1952]詩人。東京の生まれ。本名、隼雄(はやお)。島崎藤村とともに
新体詩の完成者となり、さらに日本象徴詩の先駆者となる。詩集「草わかば」「独絃哀歌」
「春鳥集」「有明集」などがある。

蒲原有明詩碑説明文

肥前を故郷とする蒲原有明(妻が旧西有田町広瀬山出身)は、明治41年初夏帰省した折
有田に遊び「呉須のにほひ」の一詩をつくり後「有田皿山にて」と改めた。この詩の一節を
陶板に刻み、詩人有明の功績を称えたと記されています。


有田陶磁美術館入口

有田陶磁美術館入口のトンバイ塀。

登り窯を築くために用いた耐火レンガ(トンバイ)の廃材や使い捨ての窯道具、陶片を赤土で
塗り固めて作った塀、いわばリサイクルの塀のことを「トンバイ塀」と呼んでいます。
有田町の上有田地区に多く見られ、泉山の大公孫樹から大樽の有田陶磁美術館までの
通りを、「トンバイ塀のある裏通り」と呼んでいます。
江戸時代、商人が本通り筋に店を構えていたのに対し、窯焼は本通りからはずれた人通り
の少ない場所に住み、屋敷と仕事場をトンバイ塀で囲み製陶技術の秘密を守ろうとしたとも
いわれています。

トンバイ塀のある裏通り トンバイ塀のある裏通り2
(写真:トンバイ塀のある裏通り。左は辻精磁社付近。右は泉山大公孫樹付近)


有田陶磁美術館の蒲原有明詩碑の傍らに小花が清楚に咲いていました。

蒲原有明詩碑に咲く小花(2012-10-04)

      千年の眠りののちに語られる世界がやさしくあるための嘘

    ~ 笹井宏之 『てんとろり』 世界がやさしくあるためのメモ より ~


残照 | 21:58:48 | Trackback(0) | Comments(1)
有田の文学碑探訪 その1-山本太郎 『秘色の湖』詩碑
  有田ダム「秘色の湖」1(2012-10-04)

     みづうみに沈んでゐたる秋空を十の指もて壊してしまふ   筒井宏之

     ~ 佐賀新聞読者文芸 2006年10月12日付掲載作品より ~




有田ダムは「秘色の湖(ひそくのうみ)」と呼ばれ、有田の景勝の一つです。

昨日も湖水のエメラルドグリーンがとてもきれいでした。

有田ダム『秘色の湖」8(2012-10-04)
有田ダム「秘色の湖」2(2012-10-04)

「秘色」とは青磁の美称。ものの本によると、中国では青磁の美しさを表すのに、
秘色のほかに翡色、天青、粉青、月白、天藍(てんらん)などの言葉がある」ようです。

秘色の湖1(2012-10-04)

有田の町には文学碑がいくつかあります。

最初に訪れたのは、有田ダムのほぼ中央、岩越橋のたもとにある
山本太郎の詩碑『秘色の湖』。

ここには有田工業学校図案絵画科から東京美術学校彫刻科に進んだ
佐賀の彫刻家古賀忠雄のブロンズ像「仏心」が立っています。

秘色の湖2(2012-10-04)

そのそばに詩碑『秘色の湖』が建立されています。

秘色の湖3(2012-10-04)
秘色の湖5(2012-10-04)
(↑ クリックすれば大きくなります。詩文が読めます)

山本太郎詩碑 :詩「秘色の湖」一節刻
「蒼空を吸いつくし 湖心はうっとりと 微笑んでいる・・・・・・」

山本太郎:詩人。美術家山本鼎(かなえ)の長男。母家子は北原白秋の妹。
旧制佐賀高校から東大独文科卒。草野心平らが創刊した「歴程」の同人となり
旺盛多産の詩業によって戦後詩壇の旗手といわれた。
昭和35年刊の詩集「ゴリラ」で高村光太郎賞。44年刊の「覇王紀」で読売文学賞。
50年刊の「ユリシイズ」で歴程賞。52年に「山本太郎詩全集」が出た。


有田ダム「秘色の湖」3(2012-10-04)

気持ちよさそうに水鳥たちが湖面と戯れていました。


有田ダム「秘色の湖」4(2012-10-04)

黒髪山の天童岩を望みながら、秋の気配が漂う湖畔を散策しました。


四季折々に、宏之とこの場所を訪れました。


有田ダムかたの黒髪山(2012-10-04)

かげろふのきえゆくゆふべ 秋の手がきみとわれとを握りしめたり   筒井宏之

    ~ 佐賀新聞読者文芸 2006年10月5日付掲載作品より ~


残照 | 23:32:57 | Trackback(0) | Comments(0)
野岳湖の吊り橋
  夕景(2012-09-30)

       きんいろのきりん あなたの平原で私がふれた唯一のもの

       ~ 笹井宏之 『てんとろり』 きんいろのきりん より ~




9月29日(土)、「碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会」のために
大村市にある野岳湖に初めて行きました。

4年前の冬、宏之は野岳湖に行きました。

「お母さん、今度、野岳湖に連れて行くよ」

「野岳湖には、吊り橋があって・・・」


和子さんにこんなことを話していたようです。

 
野岳湖吊り橋4(2012‐09-29)
(写真:野岳湖の吊り橋)


お昼過ぎ、野岳湖の演奏会場である「儀太夫記念館」に到着しセッティングを終えてから

「吊り橋を見たいので連れて行って下さい」

と頼みました。

儀太夫記念館から歩いて3・4分のところに吊り橋がありました。


「宏之もここを歩いたんだな」


野岳湖吊り橋1(2012‐09-29)

吊り橋を少し歩いたところで、

「写真を撮ってください」

と、私は頼みました。



コンサートを終えて帰宅し、「野岳湖で宏之が撮った写真があるかも知れない」

そう思い、本棚にあった数枚の紙焼きの写真を見ていたら、
その中に2枚だけ野岳湖の写真が・・・・・・

驚きました。殆ど同じ位置で写真を撮っていました。


野岳湖吊り橋2(2012‐09-29)
宏之@野岳湖(1)


こんな偶然があるのですね。


今回の企画をしていただいた珈琲店のご主人が「珈琲」のキーワードで
短歌を検索していて宏之のこの歌が・・・・・・


コーヒーにあたためられた喉からの声で隣の人があたたまる

  ~ 笹井宏之 『てんとろり』 飛ぶもの より ~




当日のプログラムです。

 (↓それぞれクリックすれば文字が大きくなります)
碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会(1)

碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会(2)(3)

碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会(4)(5)

碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会(6)(7)




野岳湖の吊り橋を訪れて、その一月後、宏之は旅立ちました・・・・・

宏之@野岳湖(2)




平成24年9月29日(土)


一緒に野岳湖に行ったのです。


一緒に吊り橋を・・・・・・


きっとそうです。



夕景(2012‐09-29)

  ゆっくりと上がっていってかまいません くれない色をして待っています

      ~ 笹井宏之 『てんとろり』 うすくみたす より ~


残照 | 03:19:02 | Trackback(0) | Comments(4)
十六夜
  中秋の名月1(2012-09-30)

  すずむしの鈴盗まれし十六夜に甍(いらか)鳴らせる足袋の四、五足   筒井宏之

       ~ 佐賀新聞読者文芸 2005年10月6日付掲載作品より ~




今日から10月、神無月。

昨夜は中秋の名月でしたが、今宵の十六夜の月もきれいです。


この歌で宏之は佐賀新聞読者文芸大会年間賞の短歌部門で最優秀賞を受賞しました。


野岳湖儀太夫記念館(2012-09-29)

9月29日(土)午後3時より大村市野岳湖の儀太夫記念館で
「碗琴の演奏と笹井宏之の短歌朗読会」
を開催していただきました。

野岳湖コンサート1(2012-09-29)

碗琴ソロ演奏とお二人の方に宏之の短歌と詩を朗読していただきましたので、
朗読に合わせ碗琴を演奏しました。

横笛とオカリナ演奏。

野岳湖コンサート2(2012-09-29)野岳湖コンサート3(2012-09-29)

オカリナで「アメイジング グレイス」。

私には宏之のピアノ伴奏が聞こえてきました・・・・・・


セッション1(2012-09-29)

後半はシマカワコウジヂさん(口琴、ハングドラム、波紋音、ホーミーのミュージシャン)
と即興で連鉢、オカリナのセッション。

セッション2(2012-09-29)


そして色鉛筆画家の松島さんがコンサート中に「色えんぴつ画 Liveペイント」で
参加して下さいました。

色えんぴつ画Liveペイント(2012-09-29)

碗琴コンサートでイメージされた絵。


このようなセッションは初めてでしたが、楽しいコンサートでした。


 中秋の名月2(2012-09-30)

 うたふなら月をささぐるなら花を きみのつめたきまぶたのうへに   筒井宏之

    ~ 佐賀新聞読者文芸 2006年11月9日付掲載作品より ~



残照 | 23:55:06 | Trackback(0) | Comments(0)