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笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

○メールはこちら
 tsutsui@izumy.com
(@は半角文字で入力してください)

【温帯空虚】
題詠100首用のブログはこちら

療養生活あれこれ

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六月の雨
  紫陽花5(2019-06-15)

       雨のことばかりがのっている辞書を六月のひなたに置いてみる

           ~ 笹井宏之 『てんとろり』 しずく より ~




六月になり急に暑さが厳しくなりました。
南九州や四国は梅雨入りしたようです。

コロナ禍でこの2ヶ月ほどは"STAY HOME"を余儀なくされました。
買物と病院以外の不要不急の外出は今も極力控えています。


この一月ほどは草刈りとこの歳になって初めて庭木の剪定をしてみました。


  中庭1(2020-05-31)
  中庭2(2020-05-31)



初めてついでに紫陽花の鉢植えを買ってきて庭に植えてみました。

朝夕の水遣りが日課になりました。


  紫陽花7(2020-06-06)
  紫陽花3(2020-06-06)タテ

  紫陽花5(2020-06-06)
  
      六月の雨が両手を伝ひつつわが深層へ雫するのだ    2007.7.26

         ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




5月30日(土)正午から放送された「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)で
ゲストの俳優坂口涼太郎が宏之の『えーえんとくちから』(ちくま文庫)を
読んで短歌を作り始めたことが紹介されました。


  坂口涼太郎1
  久本雅美1
  坂口涼太郎2


感性が豊かで多才な人でした。
いい歌を詠まれていました。



書肆侃侃房より『ほんのひとさじ』vol.14 が届きました。
今回の特集は「みちる」です。
    
  ほんのひとさじvol14「みちる」1表紙ほんのひとさじvol14「みちる」2
           ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑)


菅原匠子さん(曲線)と村上元康さん(くまざわ書店桜ヶ丘店)が
笹井宏之の歌を紹介してくださいました。

ありがとうございました。

  ほんのひとさじvol14「みちる」3ほんのひとさじvol14「みちる」4
              ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑)



  紫陽花4(2020-06-06)

  紫陽花6(2019-06-15)
  
  水滴1(2019-06-15)

        雨ひかり雨ふることもふっていることも忘れてあなたはねむる

           ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 すきま抄 より ~


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残照 | 17:04:27 | Trackback(0) | Comments(0)
夏の到来
  白ツツジ4(2018-05-30)

       五月某日、ト音記号のなりをしてあなたにほどかれにゆきました

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~





中庭の白いツツジが咲き始めました。

毎年五月下旬に、我家の庭で一番最後に咲いてくれるのがこの花です。

本格的な夏の到来、そして梅雨の前触れを教えてくれます。


  タケノコ2(2020-05-16)


タケノコも庭のあちこちに出現。

「雨後の筍」とはよくいったものです。



佐賀新聞読者文芸 筒井孝徳 5月詩一席 「煤色の空の下で」
  読者文芸2020年05月一席「煤色の空の下で」
   ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)



有田観光協会の文化情報発信フリーペーパー『アリタノヒビキ」第9号が届きました。

裏表紙に宏之の短歌とその歌をイメージしたイラストを紹介してくださっています。


             ( ↓ ここをクリックすれば文字が大きくなります↓ )
  アリタノヒビキ9号(2)表紙Documenアリタノヒビキ9号(3)イラストDocumrent.

      たっぷりと春を含んだ日溜りであなたの夢と少し繋がる   2006.4.6

          ~ 笹井宏之  『八月のフルート奏者』 より  ~





我家の周りには色とりどりの野の草花が咲き競っています。


まず、「黄色軍団」が目立ちます。

  黄小花5(2020-05-06)
  黄小花3(2020-05-06)
  黄小花1(2020-05-06)


  黄小花7(2020-05-06)

        ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある

             ~ 笹井宏之 『てんとろり』 さんさろ より ~



     
  黄小花8(2020-05-06)
  母子草1(2020-05-06)



続いて、「白軍団」。

  白小花2(2020-05-06)
  白小花1(2020-05-06)
  白小花4(2020-05-06)
  ネギ坊主1(2020-05-20)



野苺の赤も夏の色です。

  野苺1(2020-05-13)
  野苺3(2020-05-06)


そして「薄紫から紫軍団」

  薄紫小花3(2020-05-06)
  薄紫小花1(2020-05-06)
  紫小花1(2020-05-13

    
紫の代表、アザミも群生しています。

いよいよ夏本番です。


  アザミ1(2020-05-06).

  アザミ4(2020-05-06)
                            はつなつ
      敗北が若葉のように揺れていたあの初夏の野にさよならを

         ~ 笹井宏之 『てんとろり』 くつみがき より ~


残照 | 18:28:57 | Trackback(0) | Comments(0)
皐月の空に
  シャクナゲ3(2020-02-23)

   フランスパン籠にはづませ自転車は皐月の空をよろこんでをり   2008.4.24

        ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




春爛漫、我家の庭は今、シャクナゲとツツジが色鮮やかです。


  シャクナゲ6(2020-02-23)
  くーちゃん1(2020-05-01)


  ツツジ2(2020-05-02)
  ツツジ白3(2020-02-23)
  ツツジ白2(2020-02-23)

  ツツジ4(2020-05-02)

     それは世界中のデッキチェアがたたまれてしまうほどのあかるさでした

           ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~




ゴールデンウィークに入ってから連日晴天が続いていますが、今年は心が弾みません。
以前にもこれに似たような感情を抱いたことがあります。

そう、2011年3月11日の東日本大震災の時です。

2日後の2011年3月13日のブログ「海が・・・」 にその時の気持ちを綴っています。


STAY HOME週間ですが、一昨日(1日)、今春音大作曲科を卒業し、現在フリーの
作曲家として活動されている方からこのブログにコメントが入っていました。

「この度、笹井宏之さんの詩『無題』に寄せる歌曲を作曲させていただきました。
作曲にあたり、詩の内容にある『しあわせ』と誠に恐縮ながらタイトルを改題させて
いただいております。
この歌曲は同じ大学の友人であるソプラノの方に歌っていただきました。演奏は
YouTubeにて公開しています。お聴きいただければ幸いです」

こちらからお聴きください⇒「しあわせ」
 (詩:笹井宏之 作曲・ピアノ:小畑有史 ソプラノ:草野七海)


  しあわせジャケット(小畑有史)
  しあわせ(小畑有史)
  ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)


この「無題」の詩は、宏之が亡くなる直前、この『些細』のブログに最後に綴った
2009年1月5日「謹賀新年 の中の詩です。


     わたしのすきなひとが
     しあわせであるといい

     わたしをすきなひとが
     しあわせであるといい

     わたしのきらいなひとが
     しあわせであるといい

     わたしをきらいなひとが
     しあわせであるといい

     きれいごとのはんぶんくらいが

     そっくりそのまま
     しんじつであるといい



笹井宏之作品集『えーえんとくちから』(PARCO出版)に掲載される時に
「無題」というタイトルが付けられましたので、この曲に「しあわせ」という
タイトルをつけていただいたのもよかったと思います。

いろいろなジャンルの方が宏之の詩・短歌に共感してくださっていることが
とてもありがたいです)

ありがとうございました。


  シャクナゲ1(2020-02-23)

       鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も

        ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~



残照 | 04:12:13 | Trackback(0) | Comments(4)
春の日差しの中で
  シャクナゲ5(2020-04-18)

     石楠花の一花一花の飛び立つを夢想の窓に眺めてをりぬ   2007.5.10

           ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




桜はすっかり葉桜になり、代わりにシャクナゲが咲き始めました。

例年はゴールデンウィークの頃が満開でしたが、毎年少しずつ
開花が早くなっているような気がします。


  シャクナゲ6(2020-04-18)
  シャクナゲ2(2020-04-18)

  シャクナゲ4(2020-04-18)



玄関のツツジも見頃になってきました。

  赤ツツジ1(2020-04-18)
  ピンクツツジ3(2020-04-18)タテ
  白ツツジ3(2020-04-18)


  ピンクツツジ1(2020-04-18)

         たっぷりと春を含んだ日溜りであなたの夢と少し繋がる

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~





佐賀の歌人今泉洋子さんが「現代短歌新聞4月号」を送って下さいました。
宏之の短歌と宏之のことを詠んで下さった今泉さんの歌が掲載されていました。

  現代短歌新聞(令和2年4月号)1
   (↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)


佐賀県の歌人の作品特集でしたので、有田の歌人の方の歌も掲載されていました。
廣澤益次郎さんは私の碗琴演奏曲「エリーゼのために」のことも詠んで下さっています。

  現代短歌新聞(令和2年4月号)4
   (↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)



今泉さんは2008年5月24日に福岡で開催された第1歌集『ひとさらい』出版記念求評会
にもご参加いただきました。

  「ひとさらい」出版記念求評会1(2008-05-24)
  「ひとさらい」出版記念求評会3(2008-05-24)


宏之が亡くなった後も私たち家族のことを何かにつけお心配りいただいています。

ありがとうございました。



  ハナミズキ5(2020-04-18)


10年前に植えた記念樹のハナミズキはここ2・3年はあまり花をつけてくれませんでしたが
今年はきれいな花を咲かせてくれています。


  ハナミズキ2(2020-04-18)
  ハナミズキ6(2020-04-18)

  ハナミズキ1(2020-04-18)       

       ひたいから突き出ている大きな枝に花を咲かせるのがゆめでした

       ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 鮭フレークが降る交差点 より ~




宏之は歌集『ひとさらい』を「ハナミズキ」の一青窈さんにも贈呈しました。

宏之と一緒に碗琴でこの「ハナミズキ」も演奏しました。



  シャクナゲ8(2020-04-18)

  シャクナゲ7(2020-04-18)

     「ねえ、気づいたら暗喩ばかりの中庭でなわとびをとびつづけているの」

         ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 はるる ほら あな より ~


残照 | 14:24:28 | Trackback(0) | Comments(1)
春一番
  桜1(2020-03-28)

     わがうちに散る桜あり 君の名を呼ぶとき君はきらきらと風  2006.4.27

             ~ 笹井宏之『八月のフルート奏者』より ~




夜来の強い風雨で桜が満開になる前に散り始めました。

今年はコロナウイルスに配慮して花見を自粛せよということでしょうか・・・


  桜2(2020-03-28)
  桜19(2020-03-28)

  桜18(2020-03-28)

      花冷えの竜門峡を渡りゆくたつたひとつの風であるわれ  2007.4.19

           ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~





知人が3月23日(月)の赤旗を郵送してくれました。
文化学問欄の「歌壇」に柴田葵『母の愛、僕のラブ』(書肆侃侃房)と
笹井宏之『てんとろり』(書肆侃侃房)からの短歌を引用し、二人の
作風を紹介されてました。

  赤旗文化学問欄(2020-03-23)
    ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)

  くーちゃん10(2020-02-04)

        猫なのにあなたであなたから少しずつ私です 夜が明けます

            ~ 笹井宏之 『てんとろり』 さんさろ より ~

 



満開の前だから少々の雨では我家の桜は大丈夫だろうと高を括っていましたが

明け方の春一番の暴風で花びらがだいぶ散らされていました。

午前中、小雨の中を慌てて写真におさめてきました。


  桜16(2020-03-28)
  桜6(2020-03-28)(タテ)
  桜17(2020-03-28)


散る桜 残る桜も 散る桜


  桜13(2020-03-28)

  桜9(2020-03-28)

       鞄からこぼれては咲いてゆくものに枯れないおまじないを今日も

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~


残照 | 19:21:26 | Trackback(0) | Comments(0)
催花雨
  ヤエツバキ2(2020-03-26)

        雨の日のあなたはとてもやわらかく刃物が役に立ちそうにない

            ~ 笹井宏之 『てんとろり』 さんさろ より ~




催花雨(さいかう)。

開花を促すように降る雨のことだそうです。

美しい響きの日本語ですね。


今日は朝からやさしい雨が降っています。

庭の八重椿が桜より一足先に咲き競っています。



  ヤエツバキ1(2020-03-24)
  ヤエツバキ6(2020-03-26)


  ヤエツバキ5(2020-03-26)

        雨ひかり雨ふることもふっていることも忘れてあなたはねむる

             ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 すきま抄 より ~



  ヤエツバキ2(2020-03-24)

        ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある

             ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~





今日の雨に誘われて我家の桜は、今4~5分咲きぐらいでしょうか。


  桜4(2020-03-26)
  桜5(2020-03-26)
  桜1(2020-03-24)

    鳥居にも春は来るらし代わる代わる鳥たちは花 飛べば花びら  2005.4.7

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~


 

週末には見頃になりそうです。

  

  桜1(2020-03-23)
  桜3(2020-03-24)

  桜4(2020-03-24)

      あすひらく花の名前を簡潔に未来と呼べばふくらむ蕾   2007.4.19

         ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~


残照 | 17:04:41 | Trackback(0) | Comments(0)
開花宣言
  桜開花2(2020-03-21)

        「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい

        ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 数えてゆけば会えます より ~




本日、我家の桜が開花しました。

昨年も21日でしたので、同じ日に開花宣言です。


  桜開花3(2020-03-21)

  桜開花1(2020-03-21)

       たっぷりと春を含んだ日溜りであなたの夢と少し繋がる   2006.4.6

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




今日の佐賀新聞読者文芸短信欄に短歌ムック「ねむらない樹別冊」(書肆侃侃房)が
紹介されていました。
また、「短歌はいま」のコラムの冒頭で、先月22日に東京中野サンプラザで開催予定
でした「第2回笹井宏之賞授賞式・シンポジウム」が新型コロナウイルスの影響で急遽
中止になったことにも触れられていました。

佐賀新聞読者文芸短信(2020-03-21)
  ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)

  ねむらない樹別冊(1)


永井祐さんが「第4回歌葉新人賞」のことを書いて下さっていました。
2004年に宏之は「数えてゆけば会えます」で同賞を受賞しました。

  永井祐「第4回歌葉新人賞」(2)永井祐「第4回歌葉新人賞」(1)
    (↑↓ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑↓)
  永井祐「第4回歌葉新人賞」(3)


ありがとうございました。


  桜開花7(2020-03-21)

  桜開花10〈2020-03-21)
  
          桃色の花弁一枚拾い来て母の少女はふふと笑えり

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~


残照 | 16:16:42 | Trackback(0) | Comments(2)
読者文芸
  桜蕾4(2020-03-06)

     つぼみより (きみがふたたびくるときは、七分咲きにはなっていたいな)

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~




3月に入り春の日差しを浴びて桜の蕾がうす緑色になり、だいぶふくらんできました。

写真は昨日(6日)の午後撮ったものですが、今年の開花は例年より早くなりそうです。


毎月第1月曜日には西日本新聞、そして第1土曜日には佐賀新聞の読者文芸欄で
詩が載ります。
短歌、俳句、川柳は毎週掲載されますが、詩の部門は月一回、西日本新聞は1篇
佐賀新聞は第1から3席までの3篇しか掲載されませんので、なかなかの狭き門です。

今月は3月2日(月)の西日本新聞と本日7日(土)の佐賀新聞で、孝徳の詩が第1席で
掲載されていました。


西日本読者文芸 筒井孝徳 3月詩「青い薔薇の花売り」
西日本読者文芸 詩「青い薔薇の花売り」(2020-03-02)
  (↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑)


佐賀新聞読者文芸 筒井孝徳 3月詩一席「棘」
読者文芸2020年3月一席「棘」(2020-03-07)
  (↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります ↑)


十数年前、宏之が佐賀新聞の読者文芸に投稿していた頃は、毎週木曜日に掲載
されていましたので、木曜の朝は、祖父母も私たちも朝刊が来るのを楽しみにして
いました。

ちなみに、今日3月7日は私たちの39回目の結婚記念日。

今日の読者文芸は孝徳からのとてもうれしいプレゼントになりました。


  桜蕾2(2020ー03ー06)煙突タテ


  イヌノフグリ1(2020ー03ー06)

  スミレ4(2019-03-21)

    午後きみはひかりのかごを編んでをり 居眠りをするわれの傍ら  2007.3.15

          ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~


残照 | 18:24:57 | Trackback(0) | Comments(2)
一雨ごとの
  桜蕾雫1(2019-03-06)
 
         雨ひかり雨ふることもふっていることも忘れてあなたはねむる

             ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 すきま抄 より 




春たちて 一雨ごとの あたたかさ


2月も今日まで。
朝から春の訪れを告げる雨がしとしとと降っています。 

英山も雨に煙っています。

  煙突1( 2019-03-06)
  煙突7(2019-03-06)

  桜蕾雫4(2019-03-06)

      それはもう 「またね」も聞こえないくらい雨ふってます ドア閉まります

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~




今日(29日)の佐賀新聞読者文芸の短信欄に、2月1日に発行された
短歌ムック「ねむらない樹」vol.4(書肆侃侃房)が紹介されていました。

  佐賀新聞読者文芸「短信」(2020-02-29)
   ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)

特集として「第2回笹井宏之賞」の大賞2作品及び個人賞の5作品や
最終選考に残った26人の作品が掲載されています。
また、連載「笹井宏之への旅」では、宏之が敬愛した歌人枡野浩一さん
が寄稿して下さいました。
私も「短歌との出会い、人との出会い」と題して、宏之の短歌を通じた交流、
様々な人との出会いについて、5ページほど綴らせていただきました。

詳しくは 1月30日のブログ「ねむらない樹」vol.4 にて紹介いたしました。

  ねむらない樹vol4表紙



3日ほど前に嬉野市在住の塔短歌会の長谷川愛子様より、「塔」誌2月号が
届きました。
昨年12月7日に宏之と縁のある伊万里市民図書館「のぼりがまのおへや」
で開催された朗読会「短歌を味わう~笹井宏之さんの世界~」のことを
丁寧にご紹介下っていました。


  塔2月号(2020)(webサイズ)
  塔2月号「方舟」(2020)
  ( ↑ ここをクリックすれば文字が大きくなります)


  朗読会演奏1(2019-12-07)


当日撮っていただいた写真と一緒にお手紙には次のような言葉が添えられていました。

「ぬくもりのある声で聴く笹井作品は、さらに温かいものでした。
また、ゆかりのある方々にお会いして、歌集の中の笹井宏之氏が
身近な人になりました」 

ありがとうございました。 
 

  (写真:国見山麓の有田町山谷切口のI氏宅より望む田園風景と有田の山並み)
  雨後の山並み(2020-01-18)

      秋雨の国見の山を仰ぎつつポンと手の甲へおく手のひら   2005.10.27

         ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~


残照 | 18:05:30 | Trackback(0) | Comments(0)
猫の日
  のんちゃん10

          初めての草むらで目を丸くして何かを思い出している猫

         ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 ひときわながいやすみ より ~




昨日、2020年02月22日は2と0が勢ぞろい。
「猫の日」だったそうです。

20年ほど前、殆ど寝たきりだった宏之に動物セラピーをすすめられ
初めて猫を飼いました。

最初に家族の一員になったのは「みーたん」。
まっ白なとてもハンサムな猫さんでした。

  みーたん 7

2009年8月に放送されたNHK BS ハイビジョン ふるさと発
「あなたの歌に励まされ~歌人・筒井宏之 こころの交流~」
にも、みーたんは登場し、話題になりました。

  みーたん1
  
みーたん2


みーたんは特に宏之お気に入りの猫さんで17年間私たちを和ませてくれました。


宏之は猫の歌を何首か詠んでいます。


第1歌集『ひとさらい』 より。

猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう   ~うすくみたす~

水びたしの灰色猫が現れて流星の尾に噛みつくところ    ~すきま抄~

くわがたを折り曲げている寝室に近い将来猫が生まれる   ~こころをゆるす~

猫用の点眼液を朝になる前のスケートリンクに垂らす     ~はるる ほら あな~
  




みーたんを飼い始めて約一年後、アメショーもどきの「ごんちゃん」が家族に加わりました。

みーたんに負けず劣らずハンサムな次男さんでした。


  
ごんちゃん4(2009-03-21)

  ごんちゃん3(2016-08-09)

        父さんが二百メートルほど先のいくさで子猫ひろって帰る   

         ~ 笹井宏之 『ひとさらい』 こころをゆるす より ~




  ごんちゃん1(2009-03-21)
  ごんちゃん2(2009-03-21)


ごんちゃんは16年間、我家の一員でした。


  みーたん・ごんちゃん2
    (みーたんとごんちゃん)



第2歌集『てんとろり』 より。
 
猫なのにあなたであなたから少しずつ私です 夜が明けます    ~さんさろ~

ぼろぎれにくるまれている猫の目をわたしの目だとおもう、一瞬   ~めぐすり~



  和子さん・ごんちゃん1.
   (↑ ごんちゃんを抱く和子さん)
    (↓ みーたん)

  みーたん4

         ここちよい虚構 あなたが包帯のかわりに猫をまく春の夜の

       ~ 笹井宏之 『てんとろり』 世界がやさしくあるためのメモ より ~




3番目の家族は「のんちゃん」。

我家に来るまでの半年間、のら猫でしたので「のんちゃん」と名付けました。


  のんちゃんの日向ぼっこ

  のんちゃん2

   透けてゆくやうに丸まりたる猫を朝日の中にそつと摑みぬ   2008.11.6

      ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~



我家の前で交通事故に遭ってから一週間後に我家の中庭にひょっこり現れ
数日後に家族になりました。

昨年の5月まで15年間、我家の末っ子として私たちを癒してくれました。

とてもおしゃべりで人なつっこい女の子でした。

  のんちゃん1


10年以上、3兄弟妹が我家を和ませてくれました。


  ねこさんたち1
  ねこさんたち2

   (ごんちゃんとのんちゃん)
  ごんちゃん・のんちゃん3

   猫が猫の顔してゐたり それだけのひとひ、小糠雨は降りつづき   2006.7.6

        ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




『八月のフルート奏者』 より。

君でなければならなかったのだろうか国道に横たわる子猫の背   2004.11.18

北極星齧り終えたる猫の目に残りていしは淋しさならん   2005.11.17

かなぶんであそぶ子猫を見てゐたり 破壊とはこんなにも純粋   2008.8.7



  みーたん3
   (み~たんを抱く和子さん)
  和子さん・みーたん1
    
  猫を抱く婦人のやうな秋風にわれは毛布を引き寄せにけり   2008.9.23

      ~ 笹井宏之 『八月のフルート奏者』 より ~




昨年5月に末っ子のんちゃんが旅立った後は、猫さんのいない毎日でしたが、
年末に池の水を飲みに猫さんがひょっこり現れました。

今年に入り、頻繁に我家に顔を出すようになりました。

足が白い靴下ををはいているようでしたので「くーちゃん」と
名前を付けて庭先でキャットフードをあげています。


  くーちゃん1(2020-02-04)


我が家に顔を出した時には、左の耳を何かに齧られたようで
けがをしており、だいぶ気を許すようになりましたが、やはり
野良猫ですのでまだ警戒心が強いようです。

いつ来なくなるかわかりませんが、顔を出してくれるのを
心待ちにしている今日この頃です。


  くーちゃん2(2019-12-29)


宏之が亡くなった後、私たちは猫さんたちにとても癒されました。


「猫の日」にあらためて感謝した次第です。


  みーたん6
   (みーたん)

  ごんちゃん5
   (ごんちゃん)


   
宏之が描いた猫さんたちのイラスト。
左からごんちゃん、みーたん、のんちゃん。
特徴をよく捉えたやさしいイラストです。

  宏之のイラスト

  ねこさんたち4

  

  和子さん・のんちゃん1
   (のんちゃんを抱く和子さん)

  のんちゃん9

        花束をかかえるように猫を抱くいくさではないものの喩えに 

            ~ 笹井宏之 『えーえんとくちから』 より ~


残照 | 18:23:45 | Trackback(0) | Comments(0)
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