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笹井宏之

Author:笹井宏之
◇1982年夏生まれ
◇ししゃも好き
◇療養生活をおくりながらあっけらか
 ーんと短歌をつくっています

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 tsutsui@izumy.com
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【温帯空虚】
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療養生活あれこれ

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●謹賀新年●
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わたしのすきなひとが
しあわせであるといい

わたしをすきなひとが
しあわせであるといい

わたしのきらいなひとが
しあわせであるといい

わたしをきらいなひとが
しあわせであるといい

きれいごとのはんぶんくらいが

そっくりそのまま
しんじつであるといい





あけましておめでとうございます
今年もすてきな1年になりますように

まえや、うしろや
うえや、したや
ななめよこらへんを見ながら

あたたかいものや、
ふわふわしたもののほうへ
ごりごりと歩いてゆきたいです。

2009年もよろしくお願いいたします。


笹井宏之



♪♪♪



(写真:うちの猫)


短歌 | 17:13:14 | Trackback(0) | Comments(17)
『新彗星』2号発売!
20081207021843.jpg

こんにちは。

さてさて、
新彗星第2号、いよいよ発売開始となりました。

今回は前回をさらに上回るボリュームの100ページ!!

特集は「修辞の死/再生をめぐって」。

現代短歌と修辞の可能性について、
彗星集の論客たちがそれぞれ評論やエッセイを寄せています。

加藤治郎と穂村弘による、笹井宏之第一歌集『ひとさらい』批評会の模様も完全収録。

1号からさらにパワーアップした「新彗星」。
ぜひぜひご期待ください!!!

購入はこちらから。





なんだか、ここのところ
宣伝ばかりでもうしわけないです。

ぼくはといえば、
病気がよくなることも、わるくなることもなく
いともずくを好んで食べたりして、暮らしています。

ありていにいえば、元気です。
うぃっしゅ(DAIGO……)。

短歌 | 23:30:20 | Trackback(0) | Comments(0)
歌集『ひとさらい』、販売開始!
F1000527.jpg

皆さま、お待たせいたしました。
お待ちではなかったかたも、どうぞこちらへ。

ようやく歌集が出ます。

とはいってもずいぶん昔の作品なので、
あまり期待せずに読んでください。

期待されると、泣きます。

……嘘です。

歌稿をしあげた当初(2006年4月)は
「僭越ながら傑作です」のようなコピーを
考えていたのですが……。

よかった、刊行日が延びて。
大恥かくところでした。

この本が、いままでお世話になったひとへの、
ささやかな恩返しになれば、さいわいです。

歌集『ひとさらい』
こちらから購入できます。

いまのところ【歌葉】サイトのみでの
販売となります。

どうぞよろしくお願いします。





それから、

未来賞をいただいたり、
(『未来』2008年1月号に掲載)、

枡野浩一さんの
小説『ショートソング』(集英社文庫)に
短歌を使っていただいたり、

小手川ゆあさんの
漫画版『ショートソング』2巻(集英社)にも
短歌を載せていただいたり、

ちょこちょこと、
露出があります。

『かばん関西歌会』にも参加中。

どうぞよろしく。


リンクです↓


【歌葉】

未来短歌会

枡野浩一さんのサイト

小手川ゆあさんのサイト

題詠blog2007投稿用【温帯空虚】

かばん関西blog




2008年2月14日       笹井宏之

短歌 | 16:32:45 | Trackback(0) | Comments(4)
題詠blog2007
やっぱり参加することにしました。

トラックバック投稿用のブログ【温帯空虚】を立ち上げています。

どうぞよろしくお願いします。

「題詠blog2007」の会場はこちらです。

短歌 | 23:07:03 | Trackback(0) | Comments(0)
「きりんの脱臼」
村上きわみさんと、なかはられいこさんの
コラボレーションサイト「きりんの脱臼」
参加させていただきました。
散文と短歌を一首書いています。


こちらです。  ←click!


よかったらみてみてください。


◇村上きわみさんのサイト
キメラ・キマイラ

◇なかはられいこさんのサイト
短詩型のページμ

短歌 | 12:17:05 | Trackback(0) | Comments(2)
『かばん』2006年4月号を読む
新年度ということで、表紙や紙の手ざわりがガラっと変わっていました。
あたらしく入会された方の作品も興味深い。
印象に残った歌をいくつか挙げていきたいと思います。


 水面を素足で混ぜる沈んでも沈んでもそっと浮上する月
                      伊波真人



口語は風景を書きとめるのにあまり向いていない、けれどもこの歌を読むと
壊れてはかたちを取り戻す月がありありと浮かんできます。
少年は素足で混ぜたその月を、どのように眺めていたのでしょう。


 どの駅にも駅舎があって店がありいつかはここに住もうと思う
                         井辻朱美



ファンタジーの世界を31文字削岩機でごりごりっと掘り取ってきたような
世界観を持っておられる井辻さん。
そのなかにこういう“宿屋”的な歌があると、なにかほっとします。
ファンタジー世界への憧れを越えて、人の持つ“こころ安らぐ場所に住みたい”
といった普遍的なおもいを感じさせてくれる歌です。


 花冷えの風に酔いまで冷めたころカラスが啼くから帰ろ、どこかへ
                         オカザキなを



「どこかへ」のところで、この歌にさらわれてしまうのではないかと、ふるえました。
どこにだって帰れる場所はあるさ、とも読むことができるし、
どこか得体の知れない場所へ連れていかれる感じもあります。
お酒を飲んだあと、ひとりで夜明け前の路地を歩く。
そして、うれしいともかなしいともつかない表情で「帰ろ、どこかへ」とつぶやく。
そんな作者が、僕には見えました。


 パインアメ輪っかのままで飲みこんで今日胃袋と婚約したの
                         柴田瞳



説明不要の衝撃とおもしろさ。
でもがんばって説明してみると……パインアメ、
あの安価で求めることができるパイン味の飴ですね、
あれをなにかの拍子で飲みこんで(たぶんのどが痛かったのだと思う)、
形状から婚約指輪のように思われた。
そして婚約したように思われた。
まあ、でも溶けてしまうし、すぐに婚約解消になって……。
ごめんなさいうまく説明できません。
でもそういう歌こそ、強力なのだと思います。


連作としては丹羽まゆみさんの「まなこは風のやうに」がおもしろく、
駄菓子屋と駄菓子屋の“ばつちやん”をとりまく8首がひとつの小説のように展開されていて、
巧みでした。


* * *


なんでもかばんに詰めたがる僕にとって、
なんでも詰まっている『かばん』 の雰囲気は心地よいです。


 


短歌 | 01:39:54 | Trackback(0) | Comments(7)
『紙ピアノ』を読む
『紙ピアノ』
2006年
風媒社
著・伊津野 重美
写真・岡田 敦


カラー写真に短歌の添えてあるページがあるという、ぱっと見きれいな歌集。
でも読んでいくうちに、作者はこころやからだにつらいものを持ち、
かなり厳しい闘病生活を送っている(あるいは送っていた)ことが分かります。


 ハレーションおこした街に眩み立つ ましてあの世は目映き荒野

 皮膚を張る骨盤に性の名残おく拒食患者と共に湯に入る

 ブラインドの羽傾けて天上の光を入れる 強く生きたい



一首一首を読んでいくというより、歌の向こう側にいる作者の姿がどんどん見えてくる、それを追いながら、読んでいく本、読ませていく本です。

個人的なことですが、途中からは、つらくて冷静に読むことができませんでした。それでも歌集を放り出せなかったのは、この歌集から目をそむけることは、作者の、というより、すべての人を取り巻く現実、こころから目をそむけることになるように思われたからで、


 肉のうち深くから出づ指の骨 ただ抱きしめてほしかったこと


中盤くらいまでは、この歌がいちばんの絶唱だと思い読みすすめていました。
後半、少しずつ光へ向かう作者が見えてきます。


 うすべにがうれしいのです一心に蘂降り注ぐ道のやさしさ


作者は、おそらく激流ような絶望を受け入れ、
そこからひとすくいの希望を見出すことができたのでしょう。


 眩しがる瞳よ ああ なんという不思議 あなたがわたしを愛し始める
 (*ルビ 瞳=め)


あえて、もっともまぶしかった歌は引きません。
この歌集に収められている歌は、誰のこころにも存在しえる、苦しみ、悲しみ、
そして、希望です。

短歌 | 10:29:01 | Trackback(0) | Comments(1)